第二次世界大戦の時、父が出征する時に村の人たちが寄せ書きをしてくださった日章旗の写真。

TVドラマとか戦争の記録映画では見たことはあるが、実際に目にするのは初めてだった。

終戦後４年目で生まれた”戦争を知らない世代”の私では教科書や記録映画、両親やお年寄りからの話の中だけの戦争なので実感が湧かない。

２５歳で出征し軍隊に召集された父。

子供の時に柿の木から落ちて右肘を骨折し、村の”ヤブ医者”によってテキトーにくっつけられた右肘は少し曲がってて、軍隊の”起立！”の号令に腕がまっすぐにならなかった。

それと・・・右手の中指の指先が曲がってて銃の引き金を引けなくて、海軍の衛生兵として配属され、広島・呉や大分・別府の病院で帰ってこられた負傷兵の治療に関わっていたそうだ。

鎌で切り落とした中指を村の医者がくっつける時に上向けにくっつけたのが原因らしい。（薬も充分になく、消毒に木灰をつけて包帯を巻いただけでくっついたという・・・汗;;）

山３つ越えて、猪と競争しながら小学校に通ってた父の村の”ヤブ医者”のお陰で海外出兵できなくて命拾いした〜〜っとお酒が入るとよく話してた。

同時期に入隊した方達はほとんどが海外出兵されて・・・戻ってこられなかったという。

大戦の死亡者２３０万人・・・終戦７７年経って１０２歳でまだ命をいただいてる父はやっぱり本当に幸運な人だったんだとこの寄せ書きの日章旗を見て改めて思った今日。

生と死は本当に紙一重〜〜

********************************************************

過去のこの日

5年前

2017年2月14日 ·

今日は朝から荒れたお天気。

日が差したかと思うと一瞬で吹雪いたり〜＾

バラバラ〜〜とアラレが降ってたかと思うと雪が横殴りで降って来たり〜〜

朝方の１℃から日中４℃までしか上がらない。

昨日お持ち帰りしたモノを改めて出して見た。

父の本棚を片付けていたらビニール袋に無造作に入れて隅っこに突っ込んであるもの発見。

日の丸の国旗かな？って開いたら・・・なんと父が「武運長久」を祈って出征の時に寄せ書きしてもらった国旗だった〜〜＠０＠

これは・・・見た記憶なかったなぁ・・・

父は幸いにも海軍衛生兵として国内にいたために命を落とすことはなかったけど、こうやって「武運長久」の国旗を持って出征した人たちの多くが命を落とされてたんだなぁ・・・っとふっと考えてしまった。

多分ここに寄せ書きしてくださった人たちももう世をさられているんだろうなぁ・・・

７０年と言う時の流れに少ししんみり・・・