一本一本心をこめて〜〜^^ 8/30

倒した1本の杉の木・・・・・40年あまりかかって、小さな小さな苗木が20mもの高さまで大きく育った杉の木〜〜
同じ40年なのに、10cm〜40cmと太さは違っても、それぞれの杉の木が一生懸命大きくなった歴史はいっしょ〜^^
年輪をみると、その杉の木の生きた証が一目瞭然・・・・・だからこそ、一本一本大切に使ってやりたいと思う。
15年前、山小屋を作るためにたくさんの杉の木を伐採した。
でも・・・・kunちゃん一人でつくっているため、4年後ようやく山小屋の中のログに自家製の杉の木を使いたいと思った時は・・・・すでに大半の杉の丸太は・・腐っていた・・・・
かろうじて救い出して使った杉丸太は数本・・・・・・
一番最初に切った杉の木は、山小屋の大黒柱としてらせん階段の中心に使った〜
少し腐りかけてても、細くても・・・やっぱり、愛おしい。
毎日毎日らせん階段の上り下りに手すり代わりにつかむせいか、手の脂で光ってきてる〜〜^0−
間仕切りのログにも、ログテーブルにも、kunちゃんは腐りかけてた丸太をつかった・・・
残りの丸太は、無念の思いで薪に切って、薪風呂と暖炉の灰となった・・・・
そのトラウマからか、使う予定もないのに杉の木をむやみに切り倒せない。
切ったからには、やはり何かに使ってやりたいとおもうから。
山小屋に来た人や村の人は、杉の木をもっと切らないと日当たりも悪いし、湿気も多い。
木こりに頼めば半日で全部倒してくれるよー・・・ってアドバイスをしてくださる。
でも・・・わかってるんだけど・・・kunちゃんには、ただ伐採するだけなら切りたくないという思いがある。
40年成長してきた杉の命を絶つ・・・だからこそ、その頑張った命を何かに代えてやりたいと・・・
最後の最後は、暖炉の、薪風呂の薪となって貢献してくれる杉の木だけど、その前に、やっぱり一花咲かせてやりたい〜〜^^
一本の杉の木を切り倒し、枝葉を切り払い、厚い杉皮をはがす。
肌色のぬれそぼったつるっつる肌の杉丸太の感触は、なんともいえないほど美しい〜〜^^
一本一本自分たちの手で切り倒し、一本一本厚い皮をはがし・・・そのヤニと水分でぬれた木肌をぬれぞうきんできれいにぬぐっていく・・・
ぞうきんはみるみる杉のアクで真っ茶色に染まり、バケツの水は赤茶色になる・・・
杉の木の悲しい悲鳴がきこえてくるよう・・・・
だから・・・・できるだけ、山小屋のどこかに使ってやりたい〜〜^^
大切ないのち・・・無駄にはしたくないと・・・
午前中に切り倒した太い杉丸太は枝葉を払って、6mと10mに切って、ユンボでつっては1カ所に集める。
次の杉を切るためには、まずは先に切り倒した杉の木を片付けないと次に進めない・・・
このペースでやってると、小屋の上の青空が広がるのは。。。まだまだ遠いか・・・笑
DSC08683.jpg
DSC08767.jpg
DSC08770.jpg
DSC08772.jpg