熊さんのきもち・・・・11/13

今朝の朝刊の付録版のトップ全面に女の子が熊ちゃんをだっこした写真が目についた〜〜
中央の小さな白抜きの文字を見た。
*****VS 自然破壊********
ボクたちとアナタたちは、もともと住んでいるところがちがいます。でも、アナタたちが山に手を加えてしまった結果、ボクたちは住みかを追われ、アナタたちを脅かしてしまいました。
これからは、もっとお互いのことを考えて仲よくする道をさがしませんか。
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裏には・・・シロクマちゃんをだっこした女の子の後ろ姿〜
*****VS 温暖化*********
地球温暖化で影響をうけるのはワタシたちシロクマも同じです。
生活に対する考え方を少し変えるだけで地球は救えるのです。
ワタシたちのおうちがなくならないように、そしてアナタたちが幸せに暮らせるように、温暖化対策をちゃんと考えてくださいね。
地方新聞の精一杯の環境破壊へのアピールらしい〜〜^^
8枚の紙面には兵庫県のエコ活動がびっしり〜〜^^
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うちの山小屋のある1300mの山並みの国定公園の中にも4頭のツキノワグマが生息している。
毎年村の中の柿の木や栗、養蜂農家の辺りには熊さんが出没〜〜
村の小学校の生徒たちは「熊鈴」が必需品だ〜
それでも大きな被害はきかない。
2年前、キャンプ場に来られた他県のご夫婦が熊さんの親子ずれに遭遇、棒で追っ払おうとされたために・・・亡くなられた事件があった:::
でも・・・それ以後も、「熊出没注意!」の看板と「ご自由にお使い下さい」と置かれた熊鈴だけ・・・
村の人たちは、熊さんの存在を認め、いっしょにふつーに暮らしている・・・
もし、民家の庭に出て来ても、立ち去って行くまでみんなで息を殺して待つ・・・
岡山県は熊さんを撃ったら、猟師免許を取り上げられるという。
山の尾根を挟んで兵庫県・鳥取側は熊さんを撃ってもいいらしく・・・・・
兵庫側では毎年ずいぶんの数のツキノワグマが殺されているとニュースが報じる。
岡山側は、捕獲して兵庫・鳥取側に放すのだと・・・・・;;;
岡山側は保護団体の力が強く・・・・と・・猟師さんが矛盾をぼやかれていた。
熊さんたちには県境も、ややこしい県ごとの条例や規則なんぞ・・・わからない。
山全部が自分たちの住み家と認識してる・・はず・・・
「おっと・・・ココからは撃たれるから行くのやめとこ〜〜」・・・なーんて山の尾根の境界で熊さんが判断してたら・・・恐ろしいモンがある・・笑;;;
3つの県境をもつところで、こんなにも県の方針がちがってるなんて。
すべてがヒトの利害・身勝手で決めたこと・・・
熊さん達には・・・関係ないのに・・・・
村が昨年から鹿対策のために鉄柵でぐるっと囲まれたため、うちの山小屋は、生き物たちのエリアになってしまった〜
山小屋には林道の鉄の門扉を開け閉めしないと入れない・・・;;;
熊さんの被害よりも、鹿害に泣き、とうとう村が檻の中に入ってしまうという、究極の策をとった〜〜
毎年毎年2800頭の鹿を駆除してても・・増え続ける鹿さんたちとのいたちごっこ〜〜
猟師さんの高齢化も鹿増加に拍車をかけている。
熊さんは用心深いが、鹿さんたちは食を求めて本能で行動・・・・
そのため、「檻の外」になってしまったうちの山小屋は、海苔編みネットで自衛策をとらざるをえなくなった・・・
熊・鹿・兎さんたちと仲良く山暮らしができないか・・・・・
大きな大きな課題が山積みだ・・・
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