昔ながらのコンニャク〜〜  10/26

先週、村のT夫さんに「昔ながらのコンニャク作り」をされてる方はいないか尋ねに伺った。
コンニャク作りには、今は一般的に凝固剤として炭酸ナトリウム(水酸化カルシュウム)を使う。
でも・・・そんな食品添加物のなかった時代は、木灰の上澄みを漉し採って煮詰めて「アク」として使っていたという。
その木灰のアクで作ったコンニャクを是非食べてみたい!!
コンニャク作り5年・・・だんだんその思いが強くなってきた。
昔ながらのコンニャク・・・自然のまんまのコンニャクの味はどんなだろう〜〜^^
ネットで調べても載っていない、知り合いに尋ねまわっても・・・誰も知る人はいない。
畑の下の田圃のK美さんのおばあちゃんにお尋ねしても、やっぱり薬局で買った添加物の炭酸ナトリュウムをつかっているよ〜っと。
諦めきれず・・・もう一度T夫さんにお尋ねしたら、T夫さんのお姉さんが昔作ってたような・・・っとお姉さんのお宅に連れて行ってくださった〜
お姉様はもう高齢で3年前でコンニャク作りはやめているとのこと。
木灰のアクでやっておられたのはずいぶんと昔らしい。
2時間ぐらいいろんなお話をして、結論は、自分の舌でなめ、自分で失敗しながらやってみるしかないと結論に至った〜〜
そっか・・・・やっぱりやってみるしかないか・・・
今回、kaoが作ったこんにゃくをT夫さんに食べてもらいたくて持って行った〜〜
昔から食べておられるこんにゃくとどう違うか、批評してもらいたく〜〜^^
うちの畑のこんにゃくがバカデカに育ってるため、そのバカデカこんにゃく芋で作ったこんにゃくと、T夫さんたちの畑のこんにゃくとの味の違いも知りたかった〜
こんにゃくを見たT夫さんは、外見は立派なこんにゃくだと褒めてくださった〜〜^^
味は・・・後日尋ねてみよう〜〜笑
先週、木灰のアクのことをお尋ねして以来、T夫さんは、木灰のアク作りをしてくださってるのだという〜〜@0@
いろんな雑木でやられたが、やっぱりコナラの新しいのがいいらしいので、今度はコナラを切ってきてやってみると。
やったーー!!  助かる〜〜^0^
T夫さんに、期待〜〜!!
それにしても・・・このT夫さんのモチベーションの高さはなんだろうか〜〜@0@
T夫さん83才・・・心臓にはペースメーカーが入っている。
だけど、今も現役の猟師さん〜〜
週末には猟師仲間と鹿猟に走り回られる。
若いときは1200mの駒の尾山頂まで赤土を担ぎ上げ炭焼き窯を作り炭を焼き、その炭俵3俵を担いで村までおりてきていたと・・・思わず、目の前の駒の尾山頂を見上げ、T夫さんの話しにのめり込んでしまった・・・・・
今、O氏邸で、自分のもてるノウハウをすべて注ぎ込んで「昔ながらの竹の炭焼き窯」を作っておられる。
村の活性化に何か役にたちたいと、緑竹を育てては。。っと各方面に資料請求し画策されたり・・・
「アク、どないかして採っちゃろ思うてな〜。椎茸のホダ木の古いのでやったが、なんぼ煮詰めてもなめたら苦くないんじゃ。やっぱり古い木はあかん。昔親が、囲炉裏の灰でなかったらうまくでけん!って言っちょったのを思い出してな。囲炉裏に燃すのははぜらんコナラしか使わんでな。今度はコナラを切ってきてやっちゃろ思てな。」
そう話されるT夫さんの目が、キラキラ輝いていて、こちらまでいっぱいのやる気をいただける様な気がした〜〜〜^0^
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この分だったら、きっと近いうちに自然のアクで作った昔ながらの本物のこんにゃくが食べられるかも〜〜^^
早くやってみたいなぁ〜〜^^0
昔ながらのコンニャク作りは・・・「手作りコンニャク」ならぬ・・・「手探りコンニャク」〜〜〜^0−