田植え準備〜〜4/16

中国地方の山間の村は4月の末で田植えが終わってしまう。
冬の訪れが早いので、平地よりも1〜2ヶ月早く田植えを済ませ、稲刈りは8月末から9月初旬で終わる。
うちの借りてる棚田では、今稲作されてるのは真ん中の2反・・・その持ち主も一昨年から半分しか作られず、この数年で他の田んぼの持ち主も稲作をやめられ、今は耕耘のみ・・・・
放置してると草ぼーぼーになるため、定期的に耕耘してかろうじて「荒れ地休耕田」にならないように保っておられるだけ。
椎茸回収に到着して畑を見たら、やっぱり「まい・湿地」の水の流れが止まってしまっていた。
またや・・・・・やっぱり・・・・ため息・・・・
田植えの時期になると土の入った肥料袋や草・泥を水取り口につめられてしまう・・・のだ・・
週末農民なのでどなたが止められているのか確認出来ず、水取り口に板に「畑への水を止めないで下さい。水中生物、水中植物をそだてていますので。宜しくお願いいたします」っと書いて立てていた。
それでも、週末やってくると水が止められ、まい・湿地がカラカラに干上がってしまっていたことも・・・(>_<);; でも・・「よそもん」だからそんなに強くは言えず・・・ でも・・・生き物たちが死んじゃうし・・・困った・・ で・・・畑の持ち主さんに相談した。 水を田んぼに引く権利は当然あるんだからいいですよっと。 でも・・・・いつも止められてしまう・・・::: そして、今日も水取り口にビニールの土嚢がしっかりと詰まっていた・・・ どうしたらいいだろう・・・ 一度小屋にもどって椎茸を収穫して、あらためて畑にきたら、下のKさんの畑で耕耘機が動いていた。 やっぱりKさんに直接お願いしてみよう〜〜 勇気をだして農道を下りていった。 水がたっぷり張られた田んぼで、田植え前の最後の田すきのようだ。 雨が降っていたのですっぽりと頭からカッパをかぶった人が運転されていた。 そばの畦に立って、耕耘機が近づいて来たときに「こんにちわ〜!」っと大声を上げた。 Kさんなら挨拶したら耕耘をやめて下さると思って待ってたが、耕耘機は私の前で回転して行ってしまった・・・・・あららら・・・・・(^_^;);; 次に戻ってこられるまで・・待った・・・ 今度は、「す・み・ま・せ・ん!!お話があるんですがっ!!!」っと耕耘機の音以上の大きな声で叫んだ。 黒いカッパを頭からとられたおじいさんはKさんではなかった。 頼まれて耕耘されてるようだった。 事の次第を話して了解していただけた〜〜^^ 「これが済んだら水はいらないから〜〜」っと。ほっ! 雨がぱらぱら降る中を、耕耘機はまた田んぼの泥水の中を動いていった。 来週あたりは村の中の田んぼは一斉に田植えが始まるんだろうなぁ・・・ DSC08475.jpgDSC08485.jpg