0氏から雑木を取りに行くが一緒にいかないかとお誘いを受けた。
0氏のログハウスには素晴らしいキッチンストーブがある。
その薪ストーブは暖房効率がいいので、少ない薪でも十分部屋内は暖かいらしいが、やはり毎日ログで生活してるとあっという間に薪がなくなってしまうらしい。
0氏の山にも杉・桧はあるが、杉・桧はすぐに燃えてしまって持ちが悪い上に、ヤニが煙突に溜まりやすく出来るだけ雑木にされている。
お友達から取りに来ないか〜っと声がかかったので、何度か行かれてたらしく、もう2回ほどいけるから一緒に〜っと。
9日朝、8時に0氏邸に伺いいっしょに出発。
1時間半以上はかかるという。
途中のコンビニでお弁当を買って、お天気もいいし暖かいのでドライブ・ピクニック気分で〜〜♪
M市は昨年つながっていた5町1村が合併して市になったために、一番北がうちの村になって、ものすごく細長い市に進化した。
その市の南の端の境界のY町が、雑木を伐採して桧の植林をされているのだと。
なんと、この桧・杉の植林の山が荒れ果ててしまって、40年前の国の「植林政策」に非難集中してるこのご時世に、あえて針葉樹の植林をするのかぁ〜〜!
しかーし・・・・・・伐採された雑木の中に椎茸・なめこの原木に最適なクヌギがごろごろ〜〜っと聞いたら・・・・「わぁ〜! 行きます!!行きます!! 連れてって!!!♪」っと態度が豹変したkao・・・
・・・・つべこべ〜しのごの〜ええ恰好言ってても・・・やっぱ、「欲」には負けた・・・
広大な町有の雑木林を数年前から切り倒して、桧の苗を植林してると言う現場についた。
新しく伐採のためにつけられた赤土の林道のまわりの雑木はみんな切り倒され、枝や細い木々は横にして土留めに並べてある。
その空間に5年目の桧の苗が等間隔に植林されていた。
そう高くはない山並み・・・暖かい日差しを浴びてまるでゆるやかな高原のよう〜〜〜^^
かって、20年前ぐらいまでは、この雑木林は素晴らしいマッタケ山だったのだという。
雑木の手入れがされなくなり・・マッタケ山は衰退・・・
結局お金にもならない「雑木の山」ばかりになってしまった町は、苦肉の策として、5年前税金を使っての桧の植林を決めたという。
今、うちの村では、杉・桧の植林の山を、元の豊かな雑木林に戻そうと隣村出身の有志や隣村のボランティアたちで杉・桧を伐採して雑木を植える運動が進行形だ。
そのリーダがY町町長に物申したと。
「あんた達の村には杉桧という「使える資源」があるがうちには何もない。だから植林しているのだ」町長。
伐採植林を請け負って、日曜日なのにせっせと作業されてるO氏の友達に「全国的に「荒れた植林の山」が問題になっているこの時期に、あえて植林をするのはどうしてなんでしょう・・」っとぶっつけてみた。
「確かに植林はよくないかもしれん。しかし・・・雑木のまま山を荒れ果てさせるぐらいなら、植林したほうがいいのかもなぁ・・・40年・50年先にそれが良いか悪いかは・・・もうわしらにはわからんわな・・」
この地域のたくさんの山の木を切り、植林に携わってる人の言葉が、ズシンと響いた。
「手入れがされてない雑木林は荒れ山じゃ。雑木を植えるだけじゃ、山は荒れる・・・」
村のおじいさんの言葉が思い出された。
要するに・・雑木林にしても、植林の山にしても、やはりきちんと人の手が入ってこそ保たれてる山なんだ。
植林を批判し、雑木の山に変えようという取り組みは全国でもよく聞く。
でも・・・・その雑木の山の後々までのメンテは・・・果たしてできるのだろうか・・・
結局は・・・植林の山と同じになるのでは・・・・
でも、荒れた雑木林は放っていても冬には葉が落ち、太陽の恵みをいっぱいに受ける大地と生き物の豊かな世界が守られていく。
それに比べ、放置された杉・桧の人工林の荒れ山は・・・ますます太陽の恵みから遠ざかり・・・下草も、生き物も住みにくい荒れた森が残っていくだけ・・・・
15年、植林の杉山の中に小屋をたて、四季折々の現実を肌で感じているからこそ・・・人事でない思いがする。
そんなことを考えながら、雑木が伐採され、小さな桧の成長をただ待つばかりの「はげ山」となった光景をぼんやりと眺めていた・・・・
赤土の林道際に無造作に落とされ、後はここで朽ち果てるだけの運命の雑木たち・・・
その中から椎茸の原木に使える太さのクヌギ丸太を軽トラに積む。
欲ばって、積載量の3〜4倍の原木を積む・・・・ ( ̄▽ ̄;)
ココで朽ち果てるくらいなら、いい椎茸を出すために役立ってくれたら〜〜^^っと。
人、町、業者、行政、国・・・いろんな人達の思惑が入り乱れて動く世の中。
何が一番いいのかは・・・誰にもわからないのかも。
40年前に「植林事業」を国ぐるみで奨励したときも、きっと40年後にはこの杉・桧が高く売れて、また自国資源の乏しい国が豊かになると信じて疑わなかったのだろう・・・
その時、その時、「一番ベスト」だと信じるからこそ、みんなが協賛したのだろう・・
これからの40年後・・・果たしてどんな世の中になっているかは・・誰にも予測すら出来ないのだから。
ただ、わかってることは・・・今植林された桧は確実に太く高く成長している。
そして。。。今の高原のような山々は、青々と桧が生い茂る植林の森になっている・・・そのことだけは確実だ。
かって・・・40年前のうちの村の山々の変遷を見る思いがした・・・
今のうちの山小屋のある森のように、荒れた植林の山にだけはしてほしくないなぁ・・・っと・・・願うばかりだ・・・
************
ぽっかぽっかと暖かい日差しの差すはげ山で、切られて土留めに使われてる雑木と植林された小さな5年子桧のそばに座ってお昼のお弁当を食べた。
青空・太陽・暖かい地面・・・・・最高に有り難い天の恵み〜
この最高の恵みを浴びながら、この小さな桧は大木になるんだなぁ・・・・
その時、是非またココに来てみたい。
・・・その時まで命があれば・・・・笑
æææææææææ
いっぱいのクヌギを軽トラに満載して・・・お昼過ぎこの山をあとにした・・・
帰り道、まわりをみわたせば・・・限りなく雑木林が続く。
雑木林でない山に住んでいると雑木林にはいつも憧れてしまうが、そこにはまた違う悩みがあるのか・・・
でも、一つだけ、わかったこと・・・・日本の自然はいっぱいだ〜〜^^
まだまだこの国の自然は捨てたモンじゃぁない〜〜^^
欲ばり夫婦の軽トラは、バウンドするごとに、スプリングが悲鳴をあげていた・・・・(>_<);;;
![]()
![]()
![]()
![]()