ログテーブル・りめいく〜〜^^

「山に行ってくるわー」
突然の三男の言葉に大あわてでいっしょに山に行った。
山小屋は冬場は帰るとき、凍結するので水を落として帰ってくる。
水出なくても平気だ・・っと三男坊はいうのだが・・・水が出なきゃ、泊まっても大変だし・・・
いつもは短いお休みでなかなか山小屋に行く機会がない三男坊なのだが、今回は久々に6日までお休み。
山のログテーブルのことがずっと気になっていたらしく・・・・
4日の4時半過ぎ、軽トラと三男坊の車と2台で山行き。
夕方6時過ぎに到着。
着くなりさっそくサンダーで作業開始。
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1996年12月、廃材ばかりで立ち上げた山小屋だったが、「ログを組んでみたい!!」っという夢は捨てきれず、
倒して放置してた杉丸太を使って、山小屋の間仕切りにログを積みはじめた〜〜^^
ログ組の中に「ログテーブル」もいっしょに組み込んだ。
それから・・・かれこれ12年の歳月が・・・・・
切り倒してから何年も雨ざらしで放置してた杉丸太は・・・ほとんど腐っていた・・・(;´Д`) ;;;
せっかくの「自家製杉丸太」をただ薪にしてしまうのは忍びなく、「ええとこ取り」でくみ上げたログテーブル。
プレンナー仕上げだけで何のメンテもしてやっていなかったログテーブルは、作業台、物置として利用され、本来のテーブルとしては使われたことがなかった。
12年で継ぎ目も乾燥で段差が出来、シミも虫食いもそのままで・・・・・
下地作りに思わぬ時間と手間がかかってしまい、三男は夜中の3時頃までオイルをしみこませては手でサンダーかけ〜〜をずっと繰り返していたようだ。
父ちゃん、母ちゃんは高いびき・・・・・・
「そんなに手間かけなくても適当でいいよー」っと言ったら、「母ちゃんたちはそれでもいいだろうけど・・・オレには出来ない」・・・っと言われてしまった・・( ̄▽ ̄;);;
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5日朝、起きるとまた作業開始。
夜遅くまでかかってオイルをしみこませたログテーブルを、また黙々とサンダーかけを始めた。
そこまでしなくても・・・・もうええよー・・・っと言いかけて・・・言葉を飲み込んだ。
三男坊の目は、モノ作りの職人の目だった・・・・
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「母ちゃん、今度山にきたら、ワックスかけろな〜〜ここまでしておいたら、後はワックスかけをマメにしていくだけで大丈夫やから〜〜^^」
自宅の「おばあちゃんのテーブル」で使った「米ぬかワックス」のやり方を母ちゃんに指導して三男坊は帰っていった。
母ちゃん・・・・・・・うまいことできるやろか・・・・不安・・・
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山小屋は・・・やっぱり我が家の家族の絆・・・・
この山小屋のお陰で、どれだけ心が癒され、どれだけ心が救われたことか・・・・
家族みんなの思いやりと優しさで出来た山小屋は、母ちゃんの大切な宝物〜〜^^
山小屋作りを始めた頃は、三男坊はまだ小学6年生だった。
一番最初に作ったのは焼却炉兼キャンプテーブルの窯・・・・お盆休みの5日間、テントに寝泊まりしながら「親父」といっしょにレンガ積みを手伝った。
雨ばかりで衣類もテントもドロドロの中で・・・
作業の合間には中3の兄と二人、下の川でアマゴを釣ったり、山斜面に丸太で基地を作ったり〜〜
いっぱい遊んだ。
遠くに散ってしまった今も、四人の子供たちの心にはしっかりと山小屋が住み着いてる。
夢に向かってただ黙々と作業をする父親の背中を見て育った子供たち・・・
手作り山小屋だからこそ、「大切なモノ」がいっぱい生まれてきた〜〜
未完成山小屋だからこそ、「大切なモノ」がこれからもいっぱい生まれ続けていく〜〜
これからも・・・ずっと〜〜^^