「お父さんはボケてるんだから〜!!!!」
喚いた自分の声に・・・・びっくりした・・・・・
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2日12時から駅前のホテルで父の元職場OB会の忘年会に連れて行く車の中だった。
「どこへいくんや?」
「今日は忘年会でしょ〜」
「わし、そんなこと聞いてない。誰が連絡してきたんや?」
「2ヶ月前にお父さんが出席のハガキを出したでしょ」
「出した覚えがない。それよか、忘年会の連絡もなかった。なんでお前に連絡があってわしにないんや。おかしいやないか!」
だんだん怒り始めた・・・・
「ちゃんと案内の封書で連絡あったでしょ。お父さんがカレンダーに書き込んでたでしょう。
忘年会は行くの?って尋ねたら、「これは行かなあかんのやー」っていったでしょ。去年といっしょのとこやったら行けるっていうから、去年とは場所が違うから連れて行くからね〜って言って山にいって、間に合うように帰ってきたんやないの・・・・」
・・・言ってもムダなことはわかってた・・・・
でも・・・・・言うしかなかった・・・・
「忘年会、行きたいんでしょ! あんなに楽しみにしてたから・・・行きたくないの?
行きたくないんやったら・・・・・やめる? そんなに言うんやったら、もう帰るよー!! 」
だんだん声が・・・・・大きくなっていく・・・・
「行かんでええがー、帰ったらええやないかー」
「わしはまだ、そこまでボケとらんわ〜!!」
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「・・・・・・」kao ぷっつん!
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「お父さんはボケとんやから〜〜〜〜!!!!!!」
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言っちゃった・・・・・・・・決して言ってはいけないことを・・・言っちゃった・・・・・
涙が出そうになった・・・・
その言葉を出してしまった自分が・・・・ものすごく情けなくなった・・・・・
車の中の自分の声の余韻がいつまでも・・いつまでも・・・耳から離れなかった・・・・
「車の運転中なんや、冷静に〜〜冷静に〜〜・・・何言ってもしょうがないんやから・・・
」そう一人でつぶやいて・・・・
父は・・・・・それからは何も言わなくなった・・・
もし、もし、まだ父が何か言ってたら・・・きっと、このまま家に帰ってたかも・・・・
10分後、駅前のホテル前に着いた。
元部下だった「お兄ちゃん」が迎えにきて下さってることになってたが・・・姿が見えない。
車から離れられないので
「お父さん、その階段あがって、ホテルの受付の人に会場の場所、尋ねられる?」
「うん」
階段あがりかけてまた戻ってきた・・・・「何?」「わし、金もっとらん」「何もいらんよ、ちゃんとお兄ちゃんに渡してるからね」
階段をあがって父はロビーに消えた。
しばらく道路端に車を停めて待ってたが・・・・やっぱり心配になって・・・カギつけたままロビーに走り、受付に確認・・・お迎えの方2〜3人とご一緒に上にあがられました・・・・・ほっ!
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1時45分・・お兄ちゃんから電話。
「今デザートやから、そろそろ出てくれる〜〜」
すぐに車をだした。
昼間の日曜は車も混む。
着いたらちょうど2時・・・・・10分・・・15分・・・ホテル入り口前でハザードつけて待ってたが・・・父は下りてこない・・・・
20分・・・・お兄ちゃんが「やぁやぁ、ご苦労さん!」って下りてきて。
車の中除いて「あれ?・・・乗ってないの?」
「えっ?・・・・父はまだ下りてこないですけど・・・」
「ええええっーー! おかしいなぁ・・・・ちゃんとエレベーターに乗せて、僕ちょっと用事してすぐあとのに乗ったんやけど・・・・どこ行ったんやろ??・・・」
探し回ってくださってたら・・・父がニコニコして階段を下りてきた・・・・やれやれ・・・
「おおー、いたいた! kaoちゃんが迎えにきてるから、はよ乗って〜!」お兄ちゃん
「まだ飲み残しとうがな・・・まだみんなおるから飲まな・・・」父
「もう終わりや〜終わりや〜はよ、乗って〜!」お兄ちゃん
「こんな車あったんかいな??」父
「ちゃんと乾杯の音頭もとってもらったからな〜〜」お兄ちゃん
挨拶もそこそこに車発進。
「わし、乾杯なんかしたんかな・・・」父
「・・・・・・・・・・・・・・」kao ため息・・・・
そのうち父はこっくりこっくり〜〜気持ちよさそうに眠ってしまった・・・・・・
言ってみても無駄だとわかってる・・・・仕方ないのはわかってても・・・つい・・・・愚痴がでる・・・
わかってても・・・・・情けなくなる・・・・
いっちゃいけない一言だとわかっていても・・・・爆発して・・・言っちゃった・・・・
10数年間、認知症の夫を介護し続けて昨年見送った、母の親友のおばさんは・・・
「kaoちゃん、時々は爆発したらええんよ〜〜、どうせすぐに忘れてしまうんやから。言われたその時はなんか良くないことやったんかな・・ってちょっと大人しくしてくれるから〜笑
kaoちゃんがストレス溜めんようにするんが一番! 」
いつもアドバイスしてもらって・・・愚痴きいてもらって・・・・感謝感謝〜〜^^
でも・・・・言われた本人はもう、1分後には忘れてしまう・・・が・・・・
言った方は・・・・・言った言葉をいつまでも引きずって自分を責める・・・・
「親だと思わないで、よそのおじいさんだと思わないとやってけないよー」そんなアドバイスをして下さる方も多い。
でも・・・・・親は・・・・やっぱり・・・親・・だ・・もんねえ・・・・
親だと思うなって言われたって・・・親は・・親・・・親という事実は消せない・・・
「ボケるってことは、神様が最後に下さった最高のプレゼントなんだって〜〜」
そうなんだ・・・確かに本人にとっては「最高のプレゼント」だなぁ〜〜^^
でも・・・・・周囲のものたちにとっては・・・最悪のプレゼント・・・(´ヘ`;)
いや・・・修行が足りないkaoへの、神様から与えられた「行」という名のプレゼント」なのかも・・・・
がんばって修行を積み、人間性を高めなさい〜っていう・・・・・神様からのあたたかいプレゼント〜〜・・・・・・・・・・・・・