だんだんと・・・・;;;  9/11

月曜日、久しぶりに妹が一人でやってきた〜〜^^
青春切符が一枚余ってて期限が9日までだから〜っと。
婆さんが青春切符かや〜〜笑
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・・・ふふふ〜〜、うちの娘もこの夏、青春切符で東北ー東京間を5枚使い切ったそうだ。
ただし・・・娘の場合は、片道乗り継ぎ〜乗り継いで8時間半はかかるので日帰りは無理だけど、それでも助かるぅ〜^^って言ってたけど・・・8時間半も鈍行でいくなんて、ようやる〜
まっ・・・・仕送りの経費を少しでも節約してくれてるので・・母ちゃんも助かるぅ〜〜〜^0−
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丁度お昼に到着したので、いっしょに昼食食べるので父を呼んだ。
二階の自分の部屋から下りてきた父・・・・妹を見て・・・
「はて・・・どなたさんだったかな・・・」
私も妹も一瞬「えっ?」っと思ったが、いつもの父の冗談だと思って、
「お父さん、自分の娘を忘れてどないするのよぉ〜〜〜^0^」っとみんなで笑った〜〜
父も、なんかばつ悪そうな・・・ごまかしたような会話をして。。。。
みんなで昼食をとった。
それからは普通に、妹の娘と息子の事を父から尋ねたり〜〜っと会話は「正常」に繋がっていく〜〜
5時過ぎの電車に乗るので、車で駅まで送っていくときも、門の所で見送ってくれて。
翌朝、朝食後、妹が仏壇のお供えに持ってきてくれた果物を父にだした。
「Sちゃんがもってきてくれたイチジクだよ〜」っと言ったら・・・
「Sが送ってきたんか?」っと父。
「昨日来てくれたやないの〜〜お父さんと一緒にお昼たべて、夕方帰るときもお父さん、見送ったんよ〜」kao
「そうやったかいな・・・・忘れてもたなぁ・・・はははは〜」父
ここにきて、物忘れの頻度がずいぶんと「時間短縮」されてきてるのは感じていたが・・・・
まさか、自分の娘まで忘れてしまうとは・・・「えっ! もう・・・そこまできたか・・・;;;」って、わかってはいても・・・ちょっとショックだった。
妹に電話した。
「あんた、もう忘れられた存在だよ〜〜^^」
「仕方ないねえ」
「娘や息子のこともちゃんと覚えていたし、尋ねてたから、まだ大丈夫かと思ってたんだけど・・・やっぱりねえ・・」
「ボケたくないなぁ・・・なんとかボケないようにしたいよね〜」・・・・姉妹の会話はいつもそのことで終わる・・笑
本人が惚けたくて惚けてるのではない。
惚けも老いの一つ・・・・・・と・・思えればいいのだが・・・
でも・・・自分の娘の顔も忘れてしまうのは・・・・寂いいなぁ・・・
まぁ、年に数回しか来ないから、仕方ないのかもしれないけど。
妹と久々にいっぱい話が出来た〜〜^0^
たわいもない話しばっかりだけど・・・・やっぱり・・・・心がホッとできた楽しい時間〜〜
妹と馬鹿話して大笑いしてる間も、横で眉間にしわよせ、新聞の活字を何度も何度も追っている父・・・・
「座れば新聞」、それも何時間でも・・・・・
話してるあいだもその父の姿をずーーっとみてた妹・・・
「このお父さんの姿がきっとkaoさんのストレスになるんやろねえ・・・」っとポツリ〜
義姉の介護を3年間やってきて、昨年の夏見送った妹夫婦・・・・
3ヶ月の命と宣告されてから3年・・・・それは大変な毎日だった。
買い物に出かけて、もう家に帰りたくない症候群になってしまって・・っと今は笑って話す妹だが、10キロ近く減った体重が今も戻らないという。
まだ・・・75才の義兄も看なくてはいけない・・・・
これも宿命か・・・・
妹のご近所の同じ世代の奥様は、両方の両親の介護で、頭がつるつるに禿げてしまい、まつげも体毛も・・すべての毛が抜け落ちてしまって、今も帽子をかぶっておられるという。
4人目のご主人のお母様も看ておられたが、このままでは自分が先に倒れてしまう〜っと、ご主人の妹さんに頼み込んで引き受けてもらって、ようやく毛が少し戻りつつあるんだと・・・・
ストレスは、介護する側の人の身体をむしばんで、その人の残りの人生をも狂わせてしまう・・・
老々介護の悲惨さも、目の当たりにしてきた・・・
かといって、自分の親を肉親を見捨てることは・・・出来ない・・・・
できるだけ施設に入れず、自宅でと思われる気持ちは痛いほどわかる。
でも・・・その介護してる人が先に倒れてしまったら・・・その家族の人生まで狂ってしまう・・・
いろんな家族の思い、大変な介護の実態を見聞きするたびに、「そうだよね、私なんかまだまだ楽な方〜〜^^ しかも自分の実の親一人なんだもの〜〜、大変な介護の人たちと比べたら、まだまだ〜〜」
っと自分に言い聞かせる。
何が一番いいのだろう〜〜〜・・・答えは・・・きっと・・永遠に・・・ない・・・
世間にどう思われようと、自分たち家族で一番いいと思われる方法を試していくしかない・・
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6月に入籍だけした二男坊と彼女が10月に写真だけ撮ることになった。
最初は彼女のご両親とだけ撮る予定だったが、この際みんなで〜〜っとなって、急きょこっちの家族も招集〜〜^^
彼女のご両親とはまだうちの子供達は会っていない。
どうしてもご両親に二男の兄弟には会っていただきたいのが私の願いだった。
なかなか全員集まることが難しくなる・・・このチャンスを逃したらないかも・・・
みんなそれぞれの居住地から、日帰りでとんぼ返りしてくれることになった。
会食と写真撮影の数時間のために・・・
でも、それでも、みんなで集まる価値はあると思う。
兄弟は、彼女達の兄弟とも、ずーーっと繋がっていってほしい・・・・それが母ちゃんの一番の願い。
母ちゃんの子育ての基本だから〜〜^^
日帰りだったらおじいちゃんも連れて行ってやろう〜〜^0^
昨日、そう決心した〜
きっと・・・すぐに忘れてしまう・・・かも・・・
でも、二男と彼女の晴れ姿といっしょに写った自分の姿を毎日見てたら、それも一つの「父の思い出」になるかもしれない・・・・
「来年」は・・・・わからない・・・
今、元気だから、今なら新幹線の日帰りでも大丈夫と思うから・・・たぶん・・・
なにより、いっしょに連れて行く方が・・・私が安心・・・
娘に話したら「お母さんが大変だよ」っと。
都会の人混みの中、足腰がしっかりしてるじいちゃんなので目が話せないけど・・・・大変は承知の上〜〜^^
4月の長男のパーティーの時は行き帰りの車の中も、ずーーっと三男がついててくれて、母ちゃんはわざわざおじいちゃんと一緒の車にしないように気を配ってくれた子供達・・・
今度は助っ人の子供達はいない・・・
なんとかなるやろ〜〜^^
長男の結婚パーティーの写真は大きく伸ばして父の部屋に数枚置いてある。
いつの間にか「自分」の大きく写った写真だけが一番前になっていたけど・・・笑
そこに二男夫婦の写真が加われば、ほんの一瞬でも思い出してくれれば・・・っと。
記憶の海馬は・・・だんだんと衰えていくばかりで、もう決して良くはならない・・・
今の今、一瞬でも「楽しかった」「嬉しかった」と思ってくれたら〜〜^^
私自身が後で悔いが残らないようにだけ・・・したいと思う・・・
さてさて、この日帰り強行軍の旅が、父にとって、吉とでるか・・・凶とでるか・・・
やってみなくっちゃわからない〜〜
くよくよ心配しても始まらない〜
行動するのみ〜!
何か起これば、そのときゃ、その時で対処すればいっか〜〜^0−