山小屋といれ考〜〜〜^0−

「窓・・・閉めた!  地下室・・カギかけた! 物置・・カギかけた! ガス・・止めた! 火の始末・・やった!」
いつも山小屋から自宅に帰る時、軽トラに乗って「指さし呼称」をするkunちゃん〜〜
その呼称に「水・・・抜いた!!」が追加された。
11/18・・・・・朝から雨だった山の天気が、夕方からミゾレになって、午後7時半帰る時には雪に変わった。
「まだ水抜きは大丈夫だろう〜」でこの数年間で3台のウオシュレットをダメにした苦い経験から、11月から12月にかけての、このビミョーな時期はちょっと神経質になってしまう。
14年前、山を開墾しはじめた時・・排泄にはティッシュの箱とスコップを抱えて出来るだけ遠くの林の中に行くように子供たちに指示した。(^_^;)
しかーーーし・・・・・「大きく穴掘ってしっかり埋めるんよー!!」って念押しても、やんちゃ坊主たちが本当にしっかり守れてるか・・・不信感いっぱいだった・・・( ̄▽ ̄;)
これじゃ、安心して森の中を歩けない・・・・
現に、小屋整地中のすぐしたの杉の木の根元にブツ発見!
「だれやーー!!! ちゃんと埋めなさい!ってあれだけ言ったのにぃぃ〜〜!!!」
母ちゃんは森に響き渡るほどの大声で喚いて、ぐぐーーっと近眼の目を近づけた。
「・・・・・・・・・・・・・・」   言葉が止まり・・・そ〜〜〜っと〜〜そ〜〜っと・・・物音をたてないように母ちゃんは後ずさりした。
そのブツは・・・・とぐろを巻いていたマムシ・・だったのだ・・・・{{{{(+_+)}}}};;;;;;;;
その後は・・・もう後ろも見ずに走った!!
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その「ウ○コ間違い事件」があってから、寝泊まりしてる仮小屋の裏に母ちゃんはせっせと大きな穴を掘った。
野郎たちは穴だけでいいが・・・母ちゃんと娘(8才)の女郎には、これではちょっと困る。
はて・・さて・・・どうするか・・・・
母ちゃんが目をつけたのは、古くなってもう使っていないファンシーケースだった〜〜(^_-)-☆
このスペースなら、なんとかなるやろ〜〜ファスナーもついてるから個室になる〜〜^^
ファンシーケースの底を切り取った。
穴の上に板を2枚敷き、その上にファンシーケースを乗せた〜〜
試しに試着・・・ちゃうちゃう・・使用?^^したら、一寸狭いがなんとかグー〜〜^0−
軽くて不安定なケースに屋根代わりに板を置き、重しに石をのせた〜〜山は風が突風になるから・・^^
これが山小屋の「といれ」の始まりだった。
夜中は懐中電灯を持って行く・・・懐中電灯の灯りだけがたよりの暗闇、懐中電灯のひっかける所を作った。
そのうち、快適な居住空間があると「口コミ」が広がったのか、カマドウマがやってきて・・・・
それも超バカデカ・カマドウマがわらわら〜〜〜
「といれグッズ」に「箒」が加わった〜〜・・・(まずケースの中に入る前に箒でカマドウマの大群を追い出すため)
それでも使用中に大きなカマドウマが狭いケース内でピョンピョン〜〜〜虫大嫌い母ちゃんは・・・泣きたい気持ちでただただ忍の人文字・・・・━★(。><) なかなか母屋の山小屋が進まず・・・「仮設といれ」が長引いて・・・途中で一度穴が許容量いっぱいになったので穴を埋め、横に新たな穴を掘った。 初期穴の埋めた後には、サンショウ・ムラサキシキブの木を植えた〜〜〜^^ きつすぎて枯れるかな・・・っと思いながら・・・笑 ようやく山小屋の基礎が始まり、水回りの配管完了。 トイレの位置にタンクが埋められ、便器までの配管が立ち上がった〜〜^^ ここからも・・・鉄骨の棟上げ、屋根かけ・・・っと大きな作業が目白押し、しかも週末だけの作業なのではかどらない。 夜中も投光器をつけての作業が続く・・・・ 「とりあえず雨露しのげる屋根をかけたい」・・・金曜の夜中にkunちゃん一人、もしくは中学だった二男坊を連れて山行きし、連日の投光器作業〜 日曜日には空いてる作業員(おじいちゃん、息子たち)をワゴン車に詰め込んで母ちゃんが送り込む〜〜笑 家族総動員、連係プレー〜〜・・・kunちゃんも40代・・・スタミナ抜群、気力体力充実で何より若かった〜〜^0− 屋根がかかり、壁が出来。。。まず一番に作ってくれたのが「といれ」だった〜〜^^ ただ・・・トイレの便器・・・「ぼっとん」では臭気があがって嫌だし、簡易水洗にすると水をたくさん使うのですぐにタンクがいっぱいになってしまう・・・ で、kunちゃんが思い立ったのが「簡易トイレ」・・・下に弁があって、コップ一杯の水で汚物を流し、その弁に水が溜まって下からの臭気をシャットアウト〜! で・・・・いろんな方にお願いしていて、「あったよー!」って連絡がはいって〜〜^0− そうなんです・・・簡易トイレもリサイクル〜〜^^ 水洗に改造される田舎お家ではずされたモノ〜〜 初めはものすごく抵抗があった母ちゃんだったが。。。。しかし、実際に使ってみるとこれは優れもの〜〜♪ 使用済みだって、きれいに洗えばいっしょ〜〜^^ 何よりも、ほんの少しの水でいいのはすごい! 水は井戸水だから・・・まぁ水道代の節約には関係ないけど、タンクのくみ取り回数が節約出来る〜 そのタンクにはEMを入れて、微生物での汚物分解をやっている〜〜^^ このため、真夏でも汚物臭があまりしない。 「山に暮らす」ということは、「暮らさせていただく」のだから「出来るだけ自然にやさしい」暮らし方を考えることが基本条件だと思ってるから、出来ることは実行〜〜 人間が暮らすためには、「食」と「排泄物」は絶対に切り離すことは出来ない問題。 食べたら出すのは生き物の摂理・・・・・でも、「食べる」方は声高らかに「自然の恵み」だと歓喜し、HPにもブログにもおおっぴらに載せられるが・・・「出す」方は・・・・とても抵抗がある。 憧れの美人女優さんでも排泄はしてるんだよなぁ・・・・いつもそんなこと考える・・笑 でも・・・誰もそのことには触れない、禁句なんだろう・・・ だけど・・同じ人間なんやもん、どんな聖人でも「食べたら出る」よねえ〜〜^0− そんなこんなで、やっとこさ安心して個室になる(カギ付き)「といれ」が出来て、女性2名は大喜びだった〜〜^0^ やっぱ・・・・・・「noguso」は・・・女性にはきつい・・・・もの・・・(^_^;);;; DSC02528ウオシュレット.jpg
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その後、「山小屋といれ」は暖房便座に進化した〜〜
それだけでも・・・有り難かったのに、洗浄便座になって・・・3回の凍結破壊を乗り越え、先日、またまた進化したのだった〜〜もち、すべて中古のリサイクル〜〜〜^^
「食べること」(自然の恵み)と「出すこと」(といれ)が快適なら、もう山暮らしもるんるん〜〜♪
・・・・・っていうかぁ・・・・・やっぱり・・・「何もなくてもいい!」ではじまった山暮らしだったのに・・・やっぱり、「あれもほしいね〜」「これもほしいなぁ〜」・・ってどんどん欲がでてきて。。。
やっぱり・・人間は文明に汚染されないと生きていけないのかなぁ。。。。( ̄▽ ̄;)