年輪103年〜〜@0@

「テーブルがほしいね」
移動ログお座敷が移動したので、暖炉のまわりが広い空間になった〜^^
丸太の椅子を並べたが・・・テーブルになるものがない!
なんかなかったかなぁ〜〜〜、あっ!!!  あるやん〜〜!!
3年前に山の奥で捨てられていた大きな丸太の切れっ端を、二人でうんすか〜〜こんすか〜っと軽トラに積んで持って帰ってきた。
欲がでると、人間って「くそちから」がでるものだ〜〜@@
今思っても、よくもまぁ、この重い丸太を軽トラにはこびあげたもんだわ〜〜!
上下を平にする。
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サンダーをかける。
ベルトサンダーを自宅に置いてきたので、とりあえず小屋にあるものでサンダーかけ〜〜^^
焼けるけど・・・まっ、いっか〜〜^0−
桧の年輪が浮かび上がってきた〜〜
数えた・・・・なんと、なんと、103年〜〜!!!
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少しづつ、少しづつだけど山小屋らしくなってきたのかなぁ・・・・・・14年かかって〜〜笑
暖炉もまわりが未完成状態で、もうひび割れしてきてメンテが必要になってきた〜〜笑
でも・・・・・山小屋の中には、家族みんなの思い出がびっしりとつまっている・・・・・
暖炉の前でお茶を飲む〜〜〜^^ ただただそれだけで、心が、体がほっこり出来る安らぎ部屋〜〜〜
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山小屋のほとんどが廃材と自分の山の杉材で出来てる廃材小屋〜〜^^
サッシ窓も、照明も、すべてがリサイクル〜〜
お役目終わって捨てられたモノたちでも、りっぱに最後のお勤めに頑張ってくれている〜
山の枯れ木・倒木は暖炉で部屋をあたため、お風呂を沸かし、消し炭は火鉢の火に、料理の火になって灰になり・・・・最後は山と畑の土に帰る・・・・・
材として役立たなく山に捨てられてた丸太端材は、椅子になり〜〜テーブルになり〜〜^0−
30年、40年・・・100年・・・っと森の中でただただじっと成長してきた杉・桧・・・・
やむをえず倒さなければならなくなった杉の年輪を数えては、思わず「ごめんね!」「ありがとう〜!!」って声かけしている自分がいる・・・・
「杉の木を全部倒して日が当たるようにしたほうがいいよー」
尋ねて来られる村の人達はみんな口をそろえてそういう。
確かに・・・・湿気は半端じゃない・・・特に梅雨時の湿度は99%だ。
カビ・きのこ類の「菌」にはもう最適環境だが・・・・・ヒトが住むには厳しいものがある。
わかってはいるが・・・もっと杉を切って明るくなったら青空も、星空も見えることもわかっているが・・・・使ってやらないでただ切り倒してしまうには・・・心が痛む・・
ヒト一人一人に「人生」があるように、山の杉・桧にも「樹生」がある。
年輪の中に、悲喜こもごもの樹生がびっしりとつまってるのを見てしまうと・・・・とてもそう簡単には切り倒せない。
年輪に耳をつけると・・・樹のため息と小さな悲鳴が聞こえるのは・・・気(樹)のせいか・・・^^
kao人生58年・・・・103年までは気が遠くなるほど・・・遠い・・・・