今週はkunちゃんが土曜日出勤になったため、２３日午後７時の山行きになった。
自宅を出発してすぐ、雪がチラチラ〜〜
北上するにつれ、雪の降り方も激しくなり・・・１時間走ったらもう辺りは真っ白で道路も積もって、車両通行の少ない反対車線は轍もついていない。
時折突風が吹き、雪の塊がフロントにぶつかったような感じで、前が一瞬真っ白で全く見えなくなる・・・・怖い！！
峠の麓の最後の民家前はもう２０㎝は積もっている。
前に走った車の轍も、見る見る雪に埋まっていく・・・・
「これじゃ、峠、無理じゃない？」
そう簡単に諦めるkunちゃんじゃぁないことはわかってるが・・・・形だけは言ってみた・・笑
４本スタッドレスはいてるとはいえ、２駆の軽トラ・・・荷物も軽く・・・坂・カーブを時速５キロぐらいで滑りながら走行。
雪はものすごい勢いで降ってくる・・・・この分だったら除雪車はきっと朝しか来ないかも・・・
一番急カーブの地点で積雪３０㎝以上・・・「もうダメか・・・」
ようやくチェーンつけにとりかかった。
「チェーンつけたら上る？」「さーて・・どうやろ・・」・・・・・冬の山通いの時、何度この会話をやったことか・・・笑;;;
吹雪の中スコップで雪をかき、チェーンを並べ・・・・
・・・・っと、そこに車が上がってきた・・珍しい・・
運転されてる方がわざわざ横に止まってくださって、「大丈夫ですか？」っと声かけてくださった。
「あっ、すみません、チェーンつけたら大丈夫です。ありがとうございました！」っとお礼を言って。
「気をつけて！」っと窓を閉めて動きだした車が・・雪の山の下の側溝にはまってしまったのだ。＠＠
わざわざ、うちの軽トラのために大きくよせて下さったらしく・・・・・
わっ！　どうしょう〜〜〜どうしょう〜〜〜・・・・・;;;;;;;
バックして勢いつけて・・・２〜３回目で無事側溝から脱出されて走っていかれた。
その後ろ姿に、もうただただお辞儀を・・・・・申し訳なくて・・・
「おおー、さすがに４駆だなぁ〜〜！」kunちゃん、人事みたいに感心して、また寒い中、イライラしながらチェーン装着。
そういえば・・・・最近は「チェーン装着場」でチェーン装着してる車をとんとみかけない。
東北や中部の雪深いとこにいる子供たちにきいても、向こうの人達もチェーンはつけないなぁ・・・っと。
スキーによくいく長男も、よほどのとこに行かない限り４駆スタッドレスだけで大丈夫だよ・・・っと。
自宅には・・・・ちゃんと４駆スタッドレス軽トラが、このために待機中・・・・なんだけど・・・・（小さな声で・・・）・・・・;;;;;;
チェーンつけ雪中走行開始。
先に走った車の轍のお陰でなんとか上ってくれて・・・ほっ！
「滑ってる〜滑ってる〜〜」kun
・・・てっきりうちの軽トラが滑ってるのかと思いきや・・・・先に走っていった車の轍が何カ所か滑ってる後がくっきりとついているのだ。
４駆スタッドレスでも滑る・・っと言いたかったらしく・・・・「チェーンはすごいよな〜」kun
・・・・っと・・・っと。。。後部で「カランカラン〜〜カランカラン〜〜！」
「切れたか・・・・・」
県境峠までもう少し・・・もってくれ〜〜！
カーブを曲がると、雪の中に黄色・赤色の点滅灯が見えた。「なんじゃ？？」
よくみたら除雪車だった。
午後９時に除雪車出動してきたんだ〜〜やったーー！！　　ラッキ〜〜！！
どうも岡山県側の除雪車らしく、峠から下って来て兵庫県側で一服してたらしい。
除雪車を追い越し、カランカラン〜〜っと大きな音を響かせて峠到着。
ここからは半分除雪完了していて・・・やれやれ〜〜＾＾
でも、チェーンはずすとまだ大規模林道がひかえてるから・・・除雪未完の雪の上をカランカランと走る。
・・・っと・・・・っと・・・・・後ろからモーレツな勢いで、さっきの除雪車がぶっ飛ばして来るではないか〜〜〜＠０＠
黄色と赤色の点滅灯がぐんぐん後ろから追いかけてくる・・・・・・恐怖・・・・
チェーンの切れた軽トラはそんなにスピードでないから・・・・・
まるで「どけどけ〜〜！！　そこの軽トラ、邪魔だ〜〜、どけ〜！！」っと運転手が喚いてるようで・・・・
やっと大規模林道に右折・・・その横を、猪が突進するようなものすごいスピードで除雪車が走り去っていった・・・・
もう少しゆっくり丁寧に除雪したらいいだろうに・・・・怖かったなぁ・・・・(´ヘ｀;) ;;
案の定、大規模林道は２０㎝の積雪。
国道と第三セクターの除雪対策の格差を感じる・・・・
小屋林道入り口の鉄門扉も２０㎝以上も雪に埋もれていた。
なんとか入れるすき間分だけ門扉をあけ、荷物を担いで雪中行軍・・・・・
先週の雪の上にまた積もったらしく、完全に長靴はすっぽりと雪の中・・・
まだサラサラ雪なのでなんとか助かった〜〜
小屋に着いたら・・・室温０℃、室外温度−５℃。
でも・・・意外に暖かいのが不思議〜〜