瀬戸内に春を告げる魚〜〜^0^

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瀬戸内の春はイカナゴ漁であける〜〜^^
毎年3月すぎから4月までの1ヶ月限定の春の味覚〜〜^^
まさしく「旬の味」〜
昨日スーパーに行くと「新小女子(こうなご)」、「新古セ」のパックがショーケースに並んでいた。
数日前までは「新」でなく「解凍」だった。
あれ? まだイカナゴ漁解禁になってないはず・・・っとよくラベルを見れば、「和歌山産」っとなっていた。
イカナゴ漁は和歌山沖、三重沖。。。っと下ってきて、3月初め頃が播磨灘沖。
イカナゴは水面を長い群(玉)になって泳ぐので、 玉筋魚(いかなご)(スズキ目イカナゴ科)と呼ばれているそうだ。
「小さいものを小女子(こうなご)、大きいものを大女子(おおなご)と字をあてる地方もあります。名前の由来は「いか なる魚の子なりや」何の魚の子か判らなかったことからイカナゴと呼ばれるようになったと言われています。」っと書いてある。
「小女子」はよく使うが、「大女子」はこちらではあまり聞かない。
小女子→新子→イカナゴ→古セ  だいたい成長の段階で呼んでいるらしい。
「釜揚げ」は漁から帰った船から水揚げされたイカナゴをそのまま浜で熱湯につける。
プラのせいろに並べられ、店頭に出される。
小さいイカナゴ(小女子)は干すと「カナギチリメン」と呼ばれる。
10㎝以上に成長すると「古セ」と呼ばれる。
釜揚げの小女子(上の写真)はそのまま食べる。ちりめんじゃこの釜揚げよりもちょっとクセがあるが美味しい。
イカナゴ、古セの釜揚げはちょっと焼いてワサビ醤油で食べる。
関東人kunちゃんはこちらに来て、イカナゴの釜揚げを食べてから、いつの間にか大好物になってしまい、旬になると食卓にはよく釜揚げが並ぶ。
この「釜揚げ」、結構難しい。
生イカナゴを自宅で釜揚げにしてみたが、どうしてもぐちゅぐちゅに身が潰れてしまう・・・・なんで?
尋ねたら・・・やっぱり生きた鮮度抜群のイカナゴを高温の熱湯処理しないとやはり潰れやすいと。
一度お店に並んだイカナゴはもう鮮度が落ちてるのでダメだと言われた。
イカナゴの「くぎ煮」も、浜に水揚げされて30分〜1時間以内に処理しないと、折れ釘のような「くぎ煮」にはならない!っとこだわる人達は言う。
旬になると、播磨の各漁港にはイカナゴ買い出しの人で行列が出来る。
スーパーには、「くぎ煮」用グッズ・・鍋・醤油・砂糖・土ショウガ・密閉容器が山と積まれ、「イカナゴの歌」が1ヶ月半、売り場にずーーーっと流れっぱなしだ・・・・
「イカナゴ〜〜♪ イカナゴ〜〜♪  イカナゴぉ〜〜〜♪〜〜〜♪♪」
洗脳状態で・・・頭から離れなくなってしまった・・・(;´Д`) ;;;
郵便局は「エクスパックでくぎ煮を送ろう〜〜」っと、幟をいっぱい立て、シール容器・密閉パック、「くぎ煮」のシールを大サービスでつけてくれる〜〜^^;;;;
瀬戸内の家庭の旬味だったくぎ煮・・・一躍メジャーデビュー?
昔はこんなに騒がれなかったのに・・・・・いいのか・・悪いのか・・・笑
暖冬の影響か、去年のイカナゴ漁は不振だった。
ことしも・・・あまり回復していないとの情報。
食卓に出した「シンコ」の釜揚げ・・・・こんなちっちゃいのから漁しちゃうからアカンのと違うの?
・・・そう言いながら・・・も・・・・・食っちゃった・・・笑;;;;;;;;