山小屋のある集落は、狭い山間の山斜面にある。
坂道が多く、自転車で村を走ると・・きつい・・
村の平坦な田んぼは区画整理が進んでいる。
村落から離れた棚田も区画整理されながらも、すでに休耕田になってしまった田も多い。
休耕田でも、草刈りと耕耘はかかせない。
しかし・・・・その「手」も・・高齢化の波に押され・・・なかなかままならないのが現実だ。
先日も、うちの向かい側の田んぼのT男さんが入院されたと村の人から聞いた。
もう80才になられたお年だろうか・・・・
3年前奥様を亡くして一人暮らし、娘さんお二人は町に嫁がれているそうだ。
無口で黙々と働かれるT 男さん・・・昨年まで頼まれるとまわりの田んぼの田植えや稲刈りもやられていたし、杉桧の枝払いもされていた元気で働き者のT男さんもお年と病には勝てなかったか・・・・
4月末、田植えをされてから入院されたらしい。
T男さんの田んぼに下りてみた。
いつも畦はマメに刈り込まれているT男さんの畑・・・
もう畦の草が伸び、竹の筍がにょきにょき〜と顔を出していた。
道路上のT男さんの休耕田にあがる道も、いつも綺麗に草かられているのに・・・もう膝丈以上の草が伸び放題になっていた。
うちの畑下の農道も、いつもT男さんが草刈りをしてくださっていた。
「見舞いには来てくれるな」だけ言付けがあったそうで、村の人も、どんな病状なのか誰も知らないのだという。
働き者のT男さん、きっと病室のベットの上で、自宅前の畑のこと、田んぼのこと。。。心配でたまらないことだろう・・・・
一日も早く良くなられて、またブルーの愛車・運搬車に乗ってさっそうと農道を上がってくるT男さんの姿が見られることを願うしかない・・・・
T男さんの畑の稲は、お日様をいっぱいいっぱい浴びて、すくすくと育っている〜
主が早く帰ってこないかと、心待ちにしている〜〜
後継者のいない田んぼは、これから一体どうなっていくんだろう・・・・・
村落のあちこちに、休耕田が虫食いのように増えていく・・・・
今杉・桧の森になっているところは昔水田だった面影が石垣に残っている。
虫食いのように増えて行ってる休耕田も、いつかは山裾から順に山に飲み込まれていくのだろうか・・・・
そんなことを思いながらT男さんの田んぼの畦を歩く。
目の前のうちの田んぼではkunちゃんが懸命に草刈り機を動かしていた・・・・・
いつもはT男さんと交互に草刈りしていた農道の草刈りも、kunちゃん一人でがんばらなくっちゃ〜〜^0−
人はいつかは老い、消えてゆく・・・
でも・・・自然は・・・永遠に変わらない・・・
ずーーっとずっと・・・変わらないでほしい・・・
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