一歩前に進めるかなぁ・・・(-_-);;5/1

お昼から、担当ケアーマネージャーさんと主任さん、ディーサービスセンターの主任さんが来てくださって
、おじいちゃんのディーサービス利用の説明と手続きをした〜
ずっとお医者様には、ディーサービスを利用して人とのコミュニケーションを取ることが一番認知症には必要なことだと言われていたのだが本人が行かないというので諦めていた。
2年前、孫娘と一緒なら行く〜っと言ったので、紹介していただいた、外に園芸の施設や焼き物の窯もあるディーサービスセンターを見学に行った。
一通り見学して・・・・「ココは年取ったら来るとこやな。また年取ったら来ますわー」っと案内してくださった施設の主任さんに言って「もうこれ以上居てもしょうない、早う帰ろう〜」・・・っと。
年取ったら・・・・ってじいちゃん87才なんだけど・・・・・自分は足腰も達者だし、施設に来るような年寄りではない!っと思ってるらしく・・
車で娘と待ってる間、10分おきに「お母さんはワシをココに入れる手続きをしてるんか?」っと。
娘が、「おじいちゃんに元気になってもらいたいからここにきてほしいと思ってるんだよ〜」っといってもまだ同じコトをいうばかり・・・もう限界みたいだ〜っと言ってきたので・・・主任さんも「今の状態でしたら無理でしょうねえ・・・でも、もっと認知度が進めばうまく順応されるようになりますので諦めないでくださいね」っと励まされて施設を後にした・・・
じいちゃんにとっては昔の「老人ホーム」のイメージがあるらしい・・・・・・;−;
それ以来、ディーサービスはもう父には無理と思って、考えないことにしていた。
それから2年・・・・高齢者のお弁当宅配を利用しながら、電話で様子をみながらの山と自宅との行き来が続いた・・・
認知症の進行は緩やかなのだが、最近、ワタシにだけはなぜだか怒り喚くことが多くなってきて・・・・
「いちいち指図するな!」「お前は腹の底から言っとる」「わし、朝からなんも食うてない!弁当配達あらへんがー、弁当屋に電話してくれ」「留守番しとうもんに金ぐらい置いておけ〜!」
・・・・着信の名前を見て、携帯がすぐに取れなくなってきた・・・・
その様子を、山に2泊した親戚のお姉さんがみてて、帰りの車の中で、「kao、使えるサービスがあるはずだからそれをつかわないとkaoが倒れたらどないするんや〜、一人で抱え込んだらあかん。 kaoが二人にはなれんのやから・・・kunさんにはkaoがついてなきゃだめだ。おじいちゃんのことを考えなきゃならない時期にきたんだと思うよ」っと。
このままだと、ワタシは家を空けることはもう出来なくなるなぁ・・・っとこの数ヶ月思いはじめていた。
娘が同居してるのに、介護サービスなど使うのはなんか後ろめたくて・・・・・
今使ってる高齢者お弁当宅配でさえ、なんかどこかで後ろめたく・・・逃げるようにして山行きしてる現実・・・
「kaoがお父さんよりも先に逝ったとき、どないするんやー、そのことも考えておかなきゃ、みんなが困るよー」
お姉さんの言葉に、ハッとした。
そうだ・・・ワタシがいつまでも元気という保証はどこにもない。
父より早く逝っちゃうことの方が確率高い、それに・・もし入院したらどうする?
親の私たちでも、なんとか子供達に迷惑かけないようにしなきゃ〜って思ってるのに・・・じいちゃんまで世話させることは出来ない。
そっか・・・・・もう60代の大台に乗ったkun&kao夫婦と来年90になるじいちゃん・・・
明日なにが起きても不思議でないのだ。
17年前に58才の主人を肺ガンで亡くしたお姉さん。
風邪かな?っと病院にいったら「余命1ヶ月」の宣告。
付きっきりで看病、ガンを隠し通して8ヶ月の闘病で相方を見送ったお姉さんは、絶対にkunさんを一人で山に行かせたらだめ!っと言う。
残りの人生、二人で過ごせる時間は短いのだから、今を大事にしなきゃだめだと。
「kao、一人になったら山小屋に来れるか? 山に二人で来れる今を大事にしなきゃだめだよー、一人は寂しいものだよ〜^^」
お姉さんの言葉に背中を押されて、おじいちゃんにディーサービスをもう一度考えてもらうよう働きかける決断をして、2年ぶりにケアーマネージャーさんに相談の電話を入れたのだった。
「お父様と話し合って、ご本人が納得されるようにもっていってくださいね〜^」ケアーマネージャー
3人で話しをした。
一通りワタシの話しをして・・・kunちゃんが一言「お父さん、老人会でいつも行ってる楽寿園と同じですよ。朝バスが迎えに来てくれて、お昼食べてお風呂に入って、またバスで送ってくれるんですよ。まっ、行ってみて考えてもいいんじゃないですか〜^^」kun
「迎えにきてくれるんか〜^^ そんなら行ってみようか〜^^」おじいちゃん
「・・・・えっ! ・・・ほんま??」kao
ワタシが言うとなんだ〜かんだ〜と言うおじいちゃんなのに、はじめて一言、言ってくれたkunちゃんの言葉にあっさりとOKを出したのだ〜〜@0@
いそいでケアーマネージャーさんに電話、センターを紹介していただき見学に行った〜
スタッフの方も気持ちよく、施設も綺麗し〜〜もう一カ所見に行くまでもなく決めた〜〜
何よりも自宅から近いから。
それが22日・・・手続きの方が4人おられるので、それが終わって5/1に伺いたいとの連絡がはいった。
利用者が次々あるらしく・・・・・お元気でも人と交わることで「予防」のために来られてる方も多いという。
3時間あまり、いろんなお話をして、最後にディーサービスセンターの主任さんがおじいちゃんに挨拶にいかれた。
そして・・・・・・1時間後・・・
ワタシが一人で庭に出てくるのを待ってたかのように・・・・
「なんで、わけわからん人間を家に入れたりしたんや〜! 前もってなんも言わんと、けったいなヤツを部屋にいれるな〜!」っと怒ってる・・・・・
主任さん、ちゃんと説明されてたのに・・・・(>_<);; 自分で親戚に電話しても切ったらすぐ忘れるおじいちゃんが、「怒り」だけは1時間経っても忘れないで怒ってた・・・・・ なんか・・・・・体中から力が抜けて・・・・どっとしんどくなってしまって・・・・ 買い物に出ても体中が重く・・・・帰ってきて食事つくっておじいちゃんとkunちゃんが食べてるあいだ、布団に倒れ込んでしまった・・・・・・ 12日のバスに、ほんとにすんなりと乗ってくれるんだろうか・・・・・・ それを思うと・・・ココロが鉛・・・・・;;;; 「行く」と言ったこと、「話しあった」こと・・・みんな忘れてしまうことはわかってたのだけど・・・・ わかってはいても・・・・なんか・・・・むなしい・・・・ なんか・・・・情けない・・・・・・ つかれた・・・・もう、どうでもいいやー・・・って気持ちになりそう・・・な・・・・・ 父の顔も見たくない・・・ 父と話しもしたくない・・・・ 父に優しい言葉の一つもかけられない・・・ 情けない愚娘・・・・・ 「今回は覚悟を決めてやってみてくださいね〜^^」 ケアーマネージャーさんの言葉が響く・・・・・ 怖い・・・・不安・・・・・・ 今日、5月1日は父満89才の誕生日・・・・・・